他のギタリストが上手すぎて落ち込んだとき、どうすればいい?
- ryanboisselle
- 19 時間前
- 読了時間: 5分

ちょっと本音で話しますね。
誰かのギター演奏を見て、あまりに上手くて、音楽的で、完璧すぎて……
「もうギターやめようかな」って思ったこと、ありませんか?
僕はあります。
上達したい気持ちはあるし、ちゃんと練習もしてる。なのに急にすべてが無意味に感じてしまう――そんな瞬間って、本当にしんどいですよね。
でも最近思うんです。この感情も、上達の一部なんだなって。
今日はそんな時にどうやって気持ちを立て直すか、そしてその感情とうまく付き合っていくためのヒントをシェアします。
(※なぜなら、ギターの旅の中でこの感覚は必ず訪れるから)
🧠 なぜこんなにも落ち込むのか?
誰か自分より上手い人を見ると、素直に「すごいな」と思う反面――時にそれが絶望的な感情にもつながってしまいます。
特にこんな状況だと:
自分なりに頑張って練習してきたと感じていたとき
相手が自分と同じ年、もしくは年下だったとき
「もう無理だ…追いつけるわけがない」と思ってしまったとき
憧れが、自信の喪失に変わってしまう瞬間。
「才能が違うんだろうな」「やっぱり自分には向いてないかも…」
そんな思考にハマるのも、正直よくある話です。
📱 SNSがその感情を加速させる理由
これはちょっと昭和な感覚かもしれませんが(笑)、最近特にモチベーション管理が難しくなっている一因は、SNSで常に「他人の完成形」を見せられ続けていることだと思っています。
どんなに「他人と比べるな」と言っても、僕たちは本能的に比べてしまう生き物です。比較によって自分の位置を把握したり、学んだりするのは自然なこと。
ある程度の比較はむしろ成長に必要です。
でも――毎日何百、何千人もの上手いプレイヤーと自動的に比較させられる環境は、さすがにしんどすぎます。
学びではなく、ただの焦りや自己否定につながってしまう。
だから僕は意識的に、SNSでギター動画を見過ぎないようにしています。特に「今、自分の課題にじっくり取り組んでる期間」は要注意です。
ちょっと古臭く聞こえるかもしれませんが……本当に効果あります。
雑音を遮断すると、自分の声がまた聴こえてくるんですよね。
🎯 見ているのは「結果」だけ
あなたが見て落ち込んだプレイヤーたち。彼らは最初からああだったわけではありません。
何年も練習してきたし、ミスもしたし、スランプにもハマった。やり直したことも、諦めかけた日も、たくさんあったはずです。
でもあなたが見たのは、その“完成形”の瞬間。“発表モード”の一番良いところだけだったんです。
見えていない裏側には、こんなことがあったかもしれません:
練習でうまくいかずイライラした日
間違ったフレーズを何度も弾いた時間
「全然上達してない…」と感じた数週間
「もうやめようかな」と思った瞬間
彼らもまた、かつて誰かに圧倒され、落ち込んでいたプレイヤーのひとりだったんです。
🛠 比較じゃなく、“学び”に変える
他人の演奏を見て落ち込む代わりに、それを学びの鏡として使ってみましょう:
何がカッコいいと思った?(音色?リズム?フレーズの間?)
その中で、自分にもできそうな一歩は何?
単なる「劣等感」ではなく、「学べるポイント」に変換できる?
そして何よりも忘れないでほしいのは:
あなたは誰かと競争しているわけじゃない。
ゴールも、スピードも、他人とは無関係。自分の声を育てていく旅なんです。
📈 とにかく続ける。それだけ。
正直言うと、僕にも**「もうギターやめようかな」と本気で思った時期**がありました。
(この話はまた別の機会に…)
でもそのたびに、「そもそも僕は“上手くなるため”にギターを始めたわけじゃない」「ギターが好きだったから始めたんだ」という気持ちが、ふっと戻ってきたんです。
今でもその気持ちは変わっていません。
だからもし今、あなたが落ち込んでいたとしても――それでOK。大丈夫です。
でも、そのまま立ち止まらないでください。
あなたが憧れているプレイヤーたちも、続けてきたから今がある。あなたもきっと大丈夫です。
🌱「伸び悩み」はプロセスの一部
成長って、一気に起こるものじゃありません。むしろ、「あれ?変わってないかも…?」と思う日々の積み重ねの中にあります。
でもある日、突然“カチッ”とはまる瞬間がやってくる。
今までできなかったリズムが弾けた
フレーズが自然に繋がった
自分のソロを聴いて「お、なんか良い感じ」と思えた
それって全部、見えないところで積み重ねた日々の成果なんです。
モチベーションが湧かない日もあるけど、とにかく続けること。
毎日じゃなくてもいい。でも、やめないで。
✨ 一緒に、少しずつ進んでいきましょう
僕のところに来てくれる生徒さんの中にも、「自分だけが下手なんじゃないか」「他の人みたいにうまく弾けない…」と悩む人はたくさんいます。
だから僕が一番大事にしているのは、モチベーションのサポート。
僕自身も、何度もくじけそうになったときに先生や先輩にかけてもらった励ましの言葉で、ここまで来られました。
今度は、それをあなたに届ける番だと思っています。
レッスンでは、他人と比べるのではなく、「あなたがなりたい音」を一緒に探していくことを大切にしています。
焦らなくて大丈夫。一歩ずつ、一フレーズずつ、あなたのペースで進んでいきましょう。🎸





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