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ギターが上達しないのはエゴのせいかもしれない


ちょっとだけ、居心地の悪い話をします。


ギターが伸びないとか、練習がしんどいとか、そういう悩みって、指の力とか才能とか「センスがない」みたいな話じゃないことが多いです。


原因は…エゴだったりします。


ここで言うエゴって、「俺すごいでしょ」みたいなやつじゃないです。


もっとこう、今すぐできる人でいたい自分下手に聞こえるのがイヤな自分みたいなやつ。


もしこんなことを思ったことがあったら、めちゃ普通です。

  • 「もうちょい弾けてていいはずなんだけどな…」

  • 「頭では分かってるのに、なんでこんな雑になるんだろ」

  • 「これ“簡単”って言われてるのに、全然できない…」

  • 「もしかして向いてない?」


これ、エゴがハンドル握ってる状態です。


で、このエゴが、気づかないうちに練習を邪魔してきます。



ギター学習で言う「エゴ」って何?


ギターを学ぶときのエゴって、ざっくり言うと


「できる人でいたい自分を守ろうとする気持ち」


です。


エゴはこう思いたいんですよね。

  • 早く上達したい

  • 自分は初心者じゃない

  • そんなに苦戦したくない

  • 下手に聞こえたくない

  • 無駄な時間を過ごしたくない


でも、上達ってだいたい めちゃくちゃ泥臭いです。


だから「うまくいかない時期(=醜い時期)」が来ると、エゴは2択になります。

  1. その時期に耐える

  2. その時期から逃げる


そして、多くの“良くない練習習慣”って、実はこの「逃げ道」なんです。



エゴが練習を邪魔するパターン(めっちゃある)


1) 遅い練習を避ける


ゆっくり弾くと、全部バレます。


音の汚さ、ミス、タイミングのズレ、弦を触っちゃう感じ…勢いでごまかせない。

だからエゴが言うんです。


「テンポでやろうよ。そっちの方が“音楽っぽい”し!」


でも、それをやるとだいたい詰まります。



2) 基礎を飛ばす


リズム、ミュート、クリーンに鳴らす、シンプルなコードチェンジ…


地味だし、すぐに「上手くなった感」が出にくい。


だからエゴは飛ばしたがります。


でも基礎って、土台なんですよね。土台が弱いと、上に積んでも崩れます。



3) できることだけずっと弾く


これ、めちゃくちゃよくあるし、気づきにくいです。


練習してるのに、ずっと “安心ゾーン” にいる。


得意なフレーズ、得意な曲、得意なキー…それを弾くと気持ちいいし、「自分は下手じゃない」って確認できる。


もちろんそれも大事なんですが、それが練習の中心になると伸びが止まります。



4) 理論を「練習の代わり」にする


理論は大事です。僕も好きです。


ただ、エゴは理論を “逃げ道” に使います。


動画を見て、名前を覚えて、モードを理解して、置き換えを知って…


でも実際に弾くと、タイミングがヨレる。音が汚い。フレーズが単調。


これ、あるあるです。


知ってるできるは別なんですよね。



5) 比較で自分を潰す


これが一番デカいかもしれません。


SNSで誰かがスラスラ弾いてるのを見ると、脳が勝手にこう解釈する。


「自分は遅れてる」「自分もできるべき」「才能がないのかも」


比較がモチベになる人もいます。でも多くの人は、比較で緊張して、練習が雑になって、さらに落ち込みます。



“醜い時期” は失敗じゃない


ここ、めちゃ大事な話です。


醜い時期にいるってことは、学んでるってことです。


どんな技術にも、必ず醜い時期があります。

  • チョーキングをピッチ通りにする

  • バレーコードを綺麗に鳴らす

  • 両手の同期

  • ジャズのコンピング

  • 即興が「適当」に聞こえないようにする

  • 走らずにタイムを保つ


全部、最初は絶対にうまくいきません。


上達する人って、最初から上手い人じゃないです。


下手な期間を“自分の価値”と結びつけない人です。


「下手」は情報です。あなたの人格じゃない。



エゴに邪魔されない練習のやり方


ここから実用編です。


1) 目標を小さくする


「曲を全部やる」じゃなくて、

  • 1小節

  • 1つのコードチェンジ

  • 1つのリック

  • 1つのリズムパターン


小さくすると、勝ちが早い。勝ちが早いと、エゴが暴れにくいです。



2) 変数は1つだけ


全部同時に直そうとすると、脳がパンクします。


今日はこれだけ、って決める。

  • タイミング

  • ミュート

  • 音の粒

  • コードチェンジ

  • アーティキュレーション


1個ずつ潰していく方が早いです。



3) “気分”じゃなくて “回数” で測る


上達してても、気分が最悪の日ってあります(笑)


だからこそ、こういう指標が強いです。

  • 「ミスなし10回」

  • 「70bpmで60秒崩れない」

  • 「この部分を綺麗に5回」


気分はブレるけど、回数は嘘つきません。



4) 週1で録音する


録音は最初しんどいです。分かります。


でもメリットがデカい。

  • 現実が分かる

  • 数週間後に成長が見える


多くの人は、思ってるよりちゃんと伸びてます。ただ日々だと感じにくいだけ。



5) 比較の使い方を変える


「自分より上だ…」じゃなくて、


「あの人は何が上手い? 具体的にどのスキル?」


これに変えると、比較が“計画”になります。


比較が“判決”じゃなくなる。



エゴが落ち着くと、ギターがまた楽しくなる


エゴが練習を支配しなくなると、いろんなことが楽になります。

  • 練習が安定する

  • 無駄に力まなくなる

  • 上達が早くなる

  • 演奏が楽しくなる

  • ギターが「自分の価値のテスト」じゃなくなる


そしてこの状態になると、本当に伸び始めます。



もし同じところでずっと詰まってるなら


何ヶ月も同じことで悩んでるとしたら、才能がないわけじゃないです。


たいていは、

  • 目標の設定が大きすぎる

  • 進め方が合ってない

  • フィードバックがない

  • “醜い時期”が普通だって誰も教えてくれない


このどれかです。


レッスンが役に立つのは、こういう部分です。「今どこで詰まってるか」を見つけて、ちゃんと前に進められる。


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