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アドリブが苦手?まずはギターソロをコピーしよう



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アドリブをやってみたい、というギタリストはたくさんいます。


スケールはちょっと分かる。


なんとなく弾いてみる。


…でも、なぜか音楽的に聴こえない。



そんな経験、ありませんか?

それ、あなただけじゃありません。


でも、その解決策は「もっとスケールを覚えること」ではないんです。


アドリブを本当に上達させたいなら、まずは誰かのソロをコピーすること

ただの練習ではなく、表現の語彙とフレーズ感を身につけるための近道です。



🧠 なぜソロを学ぶべき?


ソロを覚えることは、ただ音をなぞることではありません。


特に耳コピで覚える場合、上手いプレイヤーがどうやってソロを作っているかを体で感じることができます:

  • どんなフレーズ感で弾いているか(“どう弾くか”が大事)

  • コード感をどう音に反映させているか

  • リズム、繰り返し、ダイナミクスを使ってどうテンションと解決を作っているか

  • 間(ま)や余白をどう活かしているか(スケール練習では身につかない感覚)


つまり、ソロを学ぶというのは「リアルタイムで音楽がどう機能しているか」を学ぶことなんです。


この辺りこそ、語学学習のようにアプローチするべきパートです。



🗣️ アドリブは“言語”と同じ


ギターのアドリブは、実は言語を話すことととても似ています。どちらも、上達のためには2つの要素のバランスが必要です:


インプット(Input) と アウトプット(Output)


  • インプット = ソロを学ぶ・上手いプレイヤーを聴く・フレーズを吸収する

  • アウトプット = 自分のソロを作る・即興演奏する・アイディアを書く


言葉と同じように、どちらかだけでは成立しません。


最初は大量のインプットが必要です。語彙や例文がなければ、何も話せないのと同じ。

でも、ある程度吸収できたら、今度はアウトプットの反復が大切です。

アイディアを実際に弾いて試していくフェーズですね。


この「吸収 → 表現」のサイクルを繰り返すことで、ただ“ソロっぽい”フレーズから、本当に話しているようなギターに変わっていきます。



🔁 フレーズ = 自信


アドリブは「適当に弾くこと」ではありません。言語と同じで、覚えた言葉・使えるフレーズがなければ、伝えたいことも言えません。


ソロを学ぶことで:

  • 再利用・応用できるフレーズが増える

  • このコードにはこの感じが合うなという直感が磨かれる

  • いざという時に使える**引き出し(ツール)**が増える

ただのコピーではなく、音楽の語彙を増やすことなんです。


🎧 音符だけじゃない


譜面を見ながら覚えるのも良いですが、耳で覚えることはさらに重要です。

耳から覚えることで:


  • タイミングやグルーヴ感を体感できる

  • 音の長さ、ビブラート、ニュアンス、ミュートなどの表現力が身につく

  • プレイヤーがビートの前・後ろでどうノるかが分かる

これらはスケールブックでは学べない、“人間味”のある要素なんです。


🧩 ソロの学び方(実践編)


いきなり長いジャズのソロを覚える必要はありません。まずは、以下のステップで進めましょう:

  1. 「こんなソロ弾けたらな」と思うソロを選ぶ

  2. 1〜2小節ずつ、小さく区切って覚える

  3. 最初は聴く→マネするの順

  4. ゆっくりテンポで練習(メトロノーム or バッキング使用)

  5. 覚えたフレーズを自分のアドリブに混ぜてみる


慣れてきたら、こんな視点も加えてみてください:

  • どのスケールから来ているのか?

  • コードとどうつながっているのか?

  • このフレーズの何が気に入ったのか?


ここからが本当の成長ポイントです。



🎵 どのソロから始めればいい?


スタイルによっておすすめは違いますが、こんなソロは入りやすくて学びが多いです:

  • Grant Green – “Green’s Greenery”(ジャズ)

  • Led Zeppelin – “Stairway to Heaven”(ロック)

  • Paul Jackson Jr. – “Never Too Much”(R&B)→ 私の演奏動画はこちら


他にも、私自身のソロを解説したPDF付き教材もあります:




🎯 最後にひとこと


アドリブも他の創作と同じ。参考 → 吸収 → 表現のループです。

ソロのストック(アイディアバンク)があってこそ、リアルタイムで自由に弾けるようになります。


ぜひ今日から、「いつか弾いてみたかったあのソロ」にチャレンジしてみてください。


きっと“未来の自分”が喜びますよ。



✨ アドリブ、上達させたいですか?


スケールの丸暗記を超えて、本当に使える語彙とフレーズ感を身につけたいなら、ぜひお手伝いします。


レッスンでは、実際に生徒さんが弾きたいと思っているソロを一緒にコピーしながら、

最終的にはそのフレーズをどう自分のスタイルに活かすかまでをサポートします。

ミニ・デュオジャムを取り入れながら、タイミング・表現力・音楽的会話を育てていきます。


東京・高田馬場での対面レッスン、またはオンラインレッスンにて、英語・日本語どちらでも対応可能です。



あなたらしいソロの声、見つけていきましょう。🎸




 
 
 

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