ただのギタースケール練習から卒業!ファンキーなブルースで本物のフレーズを弾こう【Part 1】
- ryanboisselle
- 9月25日
- 読了時間: 4分
ペンタトニックスケールはもう覚えた。✓
キーもわかってる。✓
でも、いざソロを弾いてみると…なんかしっくりこない。🤔
ただスケールを上下してるだけに聞こえたり、なんとなくで弾いてるように感じたり。😢
こんな悩み、ギターを弾いてる人なら誰でも一度は経験するんじゃないでしょうか?
ソロや即興をやっていて「何かが足りない」と感じているなら、今回の内容がきっとヒントになるはずです。
このブログでは、僕が弾いたファンキーなBマイナーの12小節ブルースのソロをもとに、「どうやって意図のある、グルーヴィーで音楽的なフレーズを作るか」を解説していきます。
「どのスケールを使うか」だけじゃなく、「どう弾くか」にフォーカスした内容です。
🎶 ステップ1:拡張型マイナーペンタから始めよう
今回のソロはBマイナーペンタトニックスケールを使っています。でも、いわゆる「ポジション1」だけじゃありません。ポジション1と2をつなげて、ネックを横断するような形で演奏しています。
語彙を広げるみたいに、同じ言語でももっと表現力が増す。

この拡張型の形を使えば、横の動きができるようになるので、よくある「スケールに閉じ込められた感じ」が自然と解消されます。
🎯 トライしてみよう:ペンタを「箱」で覚えるんじゃなく、滑らかにつながる形で練習しよう。ポジション移動はスライドでつなぐと◎。
📐 ステップ2:スケールの「音程の役割」を意識する
ただ音を出すだけじゃなく、「その音がどんな意味を持っているか」を意識してみましょう。
このソロではルート、♭3rd、4th、5th、♭7thの役割を示しながら弾いています。
4度から5度にスライド → 推進力
ルート → 安定感
♭7からルート → 解決感
🎯 ポイント:音程(スケールディグリー)を知ることで、ソロに感情や動きが生まれる。
🌶️ ステップ3:ブルーノートをうまく使う
ソロにちょっとしたスパイスを入れたいなら、**♭5(ブルーノート)**を使ってみましょう。
このソロでは、スライドやチョーキングを使ってブルーノートにニュアンスを加えています。ただ鳴らすだけじゃなく、「どう鳴らすか」が重要。
ブルーノートは“間違った音”じゃない。ちゃんと解決できるからこそ、面白いんです。
🎯 プロTIP:スライドやチョーキングで“にじませる”ように使うとグッとくる。
⛅ ステップ4:間を大事にしよう(これはビバップじゃない!)
休符や伸ばしの**「間」**こそが、ファンキーなブルースの肝です。
このソロでは、あえて間を作って、ノートを引っ張るようにしてグルーヴを作っています。音と言葉を交互に話すように演奏するのがコツ。
弾いてるのは「音」じゃなく、「緊張と解放」。
🎯 課題:弦をミュートして、ファンキーなリズムを手拍子で叩いてみて。フレーズにもその感じを乗せよう。
🎯 ステップ5:コードトーンを狙って味付けする
ペンタだけでも十分に成立するんですが、IVコード(F♯7)が出てきたタイミングでは、あえてスケール外の音を狙って入れています。
これがグッと耳を引くポイントになるんです。
ちょっとした“コード感”のある音で、「お、なんかいいね」を狙える。
🎯 トライ:コードに含まれる1音だけを、あえて入れてみよう。ホットソースみたいに効きます。
🧠 ステップ6:小節じゃなく、フレーズで考える
このソロの最後のフレーズは、次のコーラスの1拍目に向かって解決しています。小節内で終わるんじゃなく、「次へとつながる流れ」ができているのがポイント。
フレーズは“文章”。単語を並べるんじゃなく、文にしよう。
🎯 練習法:フレーズの終わりを、毎回4拍目にしないで、“1拍目に着地”する感覚を練習してみて。
🎥 実際の演奏はこちら👇
ファンキーなBマイナー12小節ブルースの動画(Part 1)
この動画で紹介しているフレーズやアイディアを使って、
どうやってスケールを変えずにグルーヴしてストーリー性のあるソロが作れるかを、ぜひチェックしてみてください!
🔜 Part 2の予告:さらに深い世界へ!
次回のPart 2では、Bナチュラルマイナースケールや、F♯オルタードスケールを使ってよりメロディアスでテンション感のあるソロ作りに挑戦していきます。
たった数音を変えるだけで、ソロに深みやドラマが生まれる。その魅力をお楽しみに!
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