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「Sunny」でソロに挑戦!レベル3:テンションとカラーを加える(アープ活用など)

おかえりなさい!


このブログは、曲 Sunny の上でより良いギターソロを作るための**3部構成動画シリーズの最終回(レベル3)です。もしレベル1と2をまだ読んでいなければ、まずそちらから始めるのをおすすめします。

  • レベル1 … Aマイナーペンタ一発でシンプルに

  • レベル2 … 各コードに合わせたスケール選び


そしてレベル3では、さらに一歩踏み込みます。スーパーインポジション(別のコードのアルペジオを使う方法)ディミニッシュアイデア(テンションを作る手法)、**オルタードスケール(最大級のテンションを作るスケール)**などを使って、よりドラマチックでカラフルなソロを作っていきます。


🎼 コードごとの解説


ピックアップ → Aマイナー7


ソロの入りにはEオルタードスケールの下降フレーズを使っています。

Eオルタードスケール
Eオルタードスケール

オルタードスケールは、ドミナントコードに対して使える“最大テンション”のスケール。クセのある音が詰まっていて、次のコードに解決したときにインパクトが出ます。


Am7ではCメジャー7アルペジオを弾いています。

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これはスーパーインポジションの例で、今鳴っているコードとは別のコードのアルペジオを使う方法です。


こうすることで、和音感を保ちながらも新しい音の選択肢が生まれます。



Gマイナー7


ここではB♭メジャー7アルペジオを、Gm7の9th(色付けになるテンション音)から弾き始めています。

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これもスーパーインポジションです。


いつものGマイナースケールポジションから抜け出し、音の表情を広げることができます。



C7

C♯ディミニッシュアルペジオを使っています。

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ディミニッシュアルペジオは短3度ずつ積み上げた対称的な形で、ドミナントコード上で強いテンションを生み、自然に解決へと導きます。


シャープでエッジの効いた響きが加わり、Fメジャーへ進む前のスパイスになります。



Bマイナー7♭5 → E7alt

Bm7♭5ではBディミニッシュアルペジオを使用。

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ディミニッシュの形は対称的なので、そのままE7altにも流用できます。これで形を変えずにテンションを維持できます。


2回目のE7altでは、Eホール・ハーフディミニッシュスケールでさらにテンションを高めています。


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ディミニッシュスケールは、ディミニッシュアルペジオを拡張したようなもので、等間隔に移動しても響きが崩れません。



Fメジャー7

ここではFリディアンを使用。実質Cメジャースケールと同じ音で、普通のFメジャースケールよりも空気感があり、夢のような響きになります。



B♭7

♭7を狙ってドミナント感をはっきり出し、最後の解決に向けて準備します。このコードではリディアン・ドミナントも相性抜群です(詳しくはレベル2のブログ参照)。



Bマイナー7

ここはBドリアンでシンプルに。余白を活かしたフレージングにしています。

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最後の解決


最後はAナチュラルマイナーAマイナーペンタに着地。テンションとカラーを散りばめた後に、安心感のある“ホーム”へ戻すことでソロを締めくくります。



🧠 レベル3のポイントまとめ

  • スーパーインポジション:別コードのアルペジオで新しい音色を作る

  • ディミニッシュアルペジオ/スケール:ドミナントで強いテンションを作る

  • オルタードスケール:マイナーコードに解決する前の最大テンション

  • コードトーンで終わる:響きをしっかりまとめる

  • スケールとアルペジオを組み合わせて流れに変化をつける



🎯 実践してみよう

  1. Sunny のコード進行をループ

  2. スーパーインポジションで、別のコードのアルペジオを試す

  3. ドミナントコードではディミニッシュアルペジオを入れてテンションアップ

  4. オルタードスケールをE7altで弾き、Am7に解決

  5. フレーズは必ずコードトーンで終わるよう意識する



🎥 実例をチェック

下の埋め込み動画でソロ全体を聴くことができます。フレーズやアルペジオの使い方を解説しているので、そのまま自分のプレイにも取り入れてみましょう。



🗺️ ビジュアルスケールガイド

このソロで使ったスケールとアルペジオを一覧にまとめました。プリントして次のジャムに持っていくのもおすすめです。


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✨ ソロをもっとレベルアップしたい方へ


ただスケールを覚えるだけでなく、「音楽として話せるソロ」を作りたい方、ぜひお手伝いします。


レッスンでは、生徒さんが本当に弾きたいソロを題材にし、それを自分のものにする方法を一緒に探ります。フレージング、タイミング、コードとのつながりを重視し、練習が“機械的”にならないようにします。


東京(高田馬場)の対面レッスンと、オンラインレッスン(英語・日本語対応)を行っています。ファンク、ジャズ、ソウル、ポップスなど、お好きなジャンルでソロをもっと音楽的に。



スケール頼みのソロから、“音”で語るソロへ。 🎸

 
 
 

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