「Sunny」でソロに挑戦!レベル2:Gドリアンやリディアン・ドミナントを使ってみよう
- ryanboisselle
- 5 日前
- 読了時間: 4分
おかえりなさい!このブログは、名曲「Sunny」を使ってソロを組み立てていく3部構成の動画シリーズの第2弾です。
もしまだレベル1の記事や動画を見ていない方は、まずそちらから始めるのがおすすめです。前回はAマイナーペンタトニックだけを使って、シンプルにソロを組み立てていく方法を紹介しました。それが、今回レベル2に進むための完璧な土台になります。
🎼 レベル2では何をするの?
今回のテーマは、「1つのスケールに縛られないアプローチ」。
コード進行に合わせて、スケールをより意図的に選び直すことで、演奏に奥行きと説得力を出していきます。難しくすることが目的ではなく、コードとのつながりを感じながら演奏することが大事です。
スケール別 解説
① Aナチュラルマイナー

最初のAマイナー7コードでは、Aナチュラルマイナースケールを使っています。
全体のポジションを弾くのではなく、数音だけを抜き出して使用。特に、2度(B音)へスライドすることで、ちょっとしたジャジーなニュアンスを加えています。
少ない音数でも表現力を出せる、良い例です。
② Gドリアン(=Fメジャーと同じ音)

次に登場するGマイナー7コードでは、Gドリアンモードに切り替えます。
これはFメジャースケールと同じ構成音を持っていますが、コードによって響きが変わるのがポイントです。
Gドリアンは、マイナー7コードに対してソウルフルで現代的な響きを与えてくれます。
③ Aハーモニックマイナー

次に出てくるE7系のコードに対しては、一瞬だけAハーモニックマイナースケールを使います。
このスケールは緊張感とエスニックな雰囲気を持っていて、解決に向かう流れを演出するのにぴったり。
ちょっとしたスパイスを加えたいときにおすすめのスケールです。
④ B♭リディアンドミナント

このB♭7コードは、多くのプレイヤーにとって少しやっかいに感じる部分。
ここではB♭リディアンドミナントスケールを使って、浮遊感のある独特な響きを作り出しています。特徴的なのは、#4(E音)を含んでいること。それが「予想外だけど気持ちいい」サウンドにつながっています。
⑤ Bマイナーペンタトニック

これは小さな工夫ですが、とても効果的。
多くの人はBマイナー7コードに対してもAマイナーペンタトニックを使いがちですが、ここではBマイナーペンタトニックに切り替えることで、さりげなく新鮮な色を加えています。
⑥ Aマイナーペンタトニック(再登場)
最後の方では、再びAマイナーペンタトニックに戻ってきます。
これがあることで、**ソロ全体にまとまりや「帰ってきた感」**が生まれます。いろんなスケールを学んでいっても、自分のベースとなるスケールに戻ってくるのは全然アリです。
🧠 レベル2のポイントまとめ
すべてのスケールを使う必要はありません。「そのコードに合うもの」を選ぶことが大事。
コードが「何を求めているか」を考えて、フレーズでそれを表現してみよう。
スライドやチョーキングなど、表現のツールを積極的に使おう。
ゴールは複雑さではなく、**つながり(=音楽的な会話)**です。
🎯 実践してみよう!
Sunnyのコード進行をループ(もしくはバッキングトラック)で流す
AナチュラルマイナーとGドリアンの2つだけを使ってみる
各コードに対して、1つのしっかりしたフレーズを作ってみる
弾きすぎず、コードの変化に反応しながら弾いてみよう
🎥 実際のプレイを聴いてみたい方へ
下に埋め込んである動画では、このブログで紹介した6つのスケールを実際のソロでどう使っているかをフレーズごとに解説しています。気になるフレーズがあったら、ぜひ盗んで真似してみてください!
🗺️ スケールガイド
「どのコードにどのスケールを使えばいいの?」そんな方のために、動画内で使ったスケールを一目で分かるようにまとめたガイドを用意しました!

保存・印刷・スクショして、次のジャムセッションでぜひ使ってください。
✨ 本当に「伝わる」ソロを弾けるようになりたいなら…
スケールをただなぞるだけのアドリブに疲れていませんか?「語れるソロ」を作っていきたいなら、僕がお手伝いします。
レッスンでは、生徒さんが実際に弾きたいソロを題材にしながら、それをどう分析して、自分のフレーズに落とし込めるかを一緒に学びます。ただのコピーではなく、音の使い方・リズム・フレーズの作り方まで掘り下げていく内容です。
東京・高田馬場のスタジオ、またはオンラインで、日本語・英語どちらにも対応しています。ファンク・ジャズ・ソウル・ポップスなど、自分の好きなジャンルで理論と実践の橋渡しをしていきましょう。
スケールだけじゃない、音で語るソロを一緒に作っていきましょう!🎸





コメント