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「Sunny」でソロに挑戦!レベル2:Gドリアンやリディアン・ドミナントを使ってみよう

おかえりなさい!このブログは、名曲「Sunny」を使ってソロを組み立てていく3部構成の動画シリーズの第2弾です。


もしまだレベル1の記事や動画を見ていない方は、まずそちらから始めるのがおすすめです。前回はAマイナーペンタトニックだけを使って、シンプルにソロを組み立てていく方法を紹介しました。それが、今回レベル2に進むための完璧な土台になります。



🎼 レベル2では何をするの?


今回のテーマは、「1つのスケールに縛られないアプローチ」


コード進行に合わせて、スケールをより意図的に選び直すことで、演奏に奥行きと説得力を出していきます。難しくすることが目的ではなく、コードとのつながりを感じながら演奏することが大事です。



スケール別 解説

① Aナチュラルマイナー

Aナチュラルマイナー
Aナチュラルマイナー

最初のAマイナー7コードでは、Aナチュラルマイナースケールを使っています。


全体のポジションを弾くのではなく、数音だけを抜き出して使用。特に、2度(B音)へスライドすることで、ちょっとしたジャジーなニュアンスを加えています。


少ない音数でも表現力を出せる、良い例です。



② Gドリアン(=Fメジャーと同じ音)

 Gドリアン
 Gドリアン

次に登場するGマイナー7コードでは、Gドリアンモードに切り替えます。


これはFメジャースケールと同じ構成音を持っていますが、コードによって響きが変わるのがポイントです。


Gドリアンは、マイナー7コードに対してソウルフルで現代的な響きを与えてくれます。



③ Aハーモニックマイナー

Aハーモニックマイナー
Aハーモニックマイナー

次に出てくるE7系のコードに対しては、一瞬だけAハーモニックマイナースケールを使います。


このスケールは緊張感とエスニックな雰囲気を持っていて、解決に向かう流れを演出するのにぴったり。


ちょっとしたスパイスを加えたいときにおすすめのスケールです。



④ B♭リディアンドミナント

B♭リディアンドミナント
B♭リディアンドミナント

このB♭7コードは、多くのプレイヤーにとって少しやっかいに感じる部分。


ここではB♭リディアンドミナントスケールを使って、浮遊感のある独特な響きを作り出しています。特徴的なのは、#4(E音)を含んでいること。それが「予想外だけど気持ちいい」サウンドにつながっています。



⑤ Bマイナーペンタトニック

Bマイナーペンタトニック
Bマイナーペンタトニック

これは小さな工夫ですが、とても効果的。


多くの人はBマイナー7コードに対してもAマイナーペンタトニックを使いがちですが、ここではBマイナーペンタトニックに切り替えることで、さりげなく新鮮な色を加えています



⑥ Aマイナーペンタトニック(再登場)


最後の方では、再びAマイナーペンタトニックに戻ってきます。


これがあることで、**ソロ全体にまとまりや「帰ってきた感」**が生まれます。いろんなスケールを学んでいっても、自分のベースとなるスケールに戻ってくるのは全然アリです。



🧠 レベル2のポイントまとめ

  • すべてのスケールを使う必要はありません。「そのコードに合うもの」を選ぶことが大事。

  • コードが「何を求めているか」を考えて、フレーズでそれを表現してみよう。

  • スライドやチョーキングなど、表現のツールを積極的に使おう。

  • ゴールは複雑さではなく、**つながり(=音楽的な会話)**です。



🎯 実践してみよう!

  • Sunnyのコード進行をループ(もしくはバッキングトラック)で流す

  • AナチュラルマイナーとGドリアンの2つだけを使ってみる

  • 各コードに対して、1つのしっかりしたフレーズを作ってみる

  • 弾きすぎず、コードの変化に反応しながら弾いてみよう



🎥 実際のプレイを聴いてみたい方へ

下に埋め込んである動画では、このブログで紹介した6つのスケールを実際のソロでどう使っているかをフレーズごとに解説しています。気になるフレーズがあったら、ぜひ盗んで真似してみてください!




🗺️ スケールガイド

「どのコードにどのスケールを使えばいいの?」そんな方のために、動画内で使ったスケールを一目で分かるようにまとめたガイドを用意しました!


スケールガイド
スケールガイド


保存・印刷・スクショして、次のジャムセッションでぜひ使ってください。



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