「4つのC」:スケールの使い方をレベルアップさせるファンク名曲4選
- ryanboisselle
- 7月25日
- 読了時間: 4分
ギターをしばらく弾いてきて、もっとグルーヴ感を出したい、ソロやアドリブを上達させたいと思っているなら、今回紹介する「4つのC」は間違いなく学ぶ価値のある名曲たちです。
実は「4つのC(4 C’s)」という呼び方は、日本に来てから初めて聞きました。でも、曲自体はすでに知っていたし、きっとあなたもどこかで耳にしたことがあるはず。ファンクやフュージョンの定番で、ジャムやバンド演奏を楽しむうえで欠かせない曲ばかりです。
では早速、紹介していきましょう!
🎶「4つのC」ってなに?
すべて曲名が「C」で始まる、ギタリストに大人気のファンク/フュージョン曲です:
Cissy Strut(シシィ・ストラット) – The Meters
Chameleon(カメレオン) – Herbie Hancock
Cantaloupe Island(カンタロープ・アイランド) – Herbie Hancock
The Chicken(ザ・チキン) – Jaco Pastorius(によって有名になった)
どれもシンプルでグルーヴィー、演奏していてめちゃくちゃ楽しい曲ばかり。ソロやカッティングの練習、バンドでの掛け合いにも最適です!
🧠 なぜ「4つのC」を練習するべき?
アドリブやソロを真剣に伸ばしたいなら、これらの曲から学べることは本当にたくさんあります。
リズムにしっかり乗る感覚
シンプルなコード進行でソロを構築する力
バンドの中での「ノリ」の作り方や会話のような掛け合い
難解なコード進行や速弾きが必要なわけではないので、「派手さ」ではなく「フィール(感覚)」を鍛えるにはピッタリなんです。
🎯 上達につながる「4つのC」の練習ステップ
① メロディとコードをしっかり覚える
いきなりソロから始めたくなる気持ちはわかりますが、メロディやコード進行を知らずにソロをしても、その曲の本質にはたどり着けません。
まずはコード進行を体に染み込ませる
次にメロディを覚える(歌ってみるのもおすすめ!)
この2つを覚えるだけで、ソロに深みが出て、「曲の中で弾いている感覚」が圧倒的に増します。
② スケールは“どう使うか”がカギ
コードとメロディがしっかり弾けるようになると、「どのスケールを使えばいいんだろう?」という疑問が出てきます。
実は、スケールを知っているだけでは不十分。本当に大事なのは、そのスケールを“音楽的”に使えるかどうか。
ただ上下にスケールをなぞるだけでは、ただの練習っぽくなってしまいます。代わりに、以下のように意識してみましょう:
メロディからヒントを得てフレーズを作る
曲の雰囲気に合ったリズムやアイデアを使う
グルーヴを意識したモチーフを繰り返す
こういったアプローチをすることで、ソロが“演奏”ではなく“音楽”になります。
🌶️ スケール応用の3ステップ:基礎からスパイシーまで
これらの曲の良いところは、シンプルなスケールでもカッコよく弾けること。でも、ちょっとスパイスを加えることで一気に表現の幅が広がります。
僕のおすすめは、以下の3段階でスケールを練習すること:
🔹 レベル1:マイナー&メジャーペンタトニック
最も基本的なスケール。これだけでも十分音楽になります。
🔸 レベル2:ミクソリディアン&ドリアン
ファンクやモーダル系の曲(Chameleon や Cantaloupe Island)にピッタリで、コードに少しだけ「色」を加えられます。
🔥 レベル3:オルタード、リディアン・ドミナント、ディミニッシュ
緊張感や深みを出す“ホットソース”的なスケール。The Chicken などで使うと一気に上級者感が出ます!
🎯 まずはレベル1と2を確実に身につけることをおすすめします。
そのうえで、レベル3のスケールを曲の中で少しずつ試してみると、本当の意味で“スケールをコントロールする力”がついてきます。
🔁 まとめ
「4つのC」を極めることは、一見すると地味かもしれません。でも、本当に成長したいギタリストにとっては、ものすごく効果的なステップです。
初心者から上級者まで、グルーヴ・フィール・表現力を磨くうえで、これらの曲とスケールは一生モノの教材になりますよ。
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