top of page

「4つのC」:スケールの使い方をレベルアップさせるファンク名曲4選

ギターをしばらく弾いてきて、もっとグルーヴ感を出したい、ソロやアドリブを上達させたいと思っているなら、今回紹介する「4つのC」は間違いなく学ぶ価値のある名曲たちです。


実は「4つのC(4 C’s)」という呼び方は、日本に来てから初めて聞きました。でも、曲自体はすでに知っていたし、きっとあなたもどこかで耳にしたことがあるはず。ファンクやフュージョンの定番で、ジャムやバンド演奏を楽しむうえで欠かせない曲ばかりです。


では早速、紹介していきましょう!



🎶「4つのC」ってなに?

すべて曲名が「C」で始まる、ギタリストに大人気のファンク/フュージョン曲です:


Cissy Strut(シシィ・ストラット) – The Meters



Chameleon(カメレオン) – Herbie Hancock


Cantaloupe Island(カンタロープ・アイランド) – Herbie Hancock


The Chicken(ザ・チキン) – Jaco Pastorius(によって有名になった)


どれもシンプルでグルーヴィー、演奏していてめちゃくちゃ楽しい曲ばかり。ソロやカッティングの練習、バンドでの掛け合いにも最適です!



🧠 なぜ「4つのC」を練習するべき?

アドリブやソロを真剣に伸ばしたいなら、これらの曲から学べることは本当にたくさんあります。

  • リズムにしっかり乗る感覚

  • シンプルなコード進行でソロを構築する力

  • バンドの中での「ノリ」の作り方や会話のような掛け合い


難解なコード進行や速弾きが必要なわけではないので、「派手さ」ではなく「フィール(感覚)」を鍛えるにはピッタリなんです。



🎯 上達につながる「4つのC」の練習ステップ


① メロディとコードをしっかり覚える


いきなりソロから始めたくなる気持ちはわかりますが、メロディやコード進行を知らずにソロをしても、その曲の本質にはたどり着けません。


  • まずはコード進行を体に染み込ませる

  • 次にメロディを覚える(歌ってみるのもおすすめ!)


この2つを覚えるだけで、ソロに深みが出て、「曲の中で弾いている感覚」が圧倒的に増します。



② スケールは“どう使うか”がカギ

コードとメロディがしっかり弾けるようになると、「どのスケールを使えばいいんだろう?」という疑問が出てきます。


実は、スケールを知っているだけでは不十分。本当に大事なのは、そのスケールを“音楽的”に使えるかどうか。


ただ上下にスケールをなぞるだけでは、ただの練習っぽくなってしまいます。代わりに、以下のように意識してみましょう:

  • メロディからヒントを得てフレーズを作る

  • 曲の雰囲気に合ったリズムやアイデアを使う

  • グルーヴを意識したモチーフを繰り返す


こういったアプローチをすることで、ソロが“演奏”ではなく“音楽”になります。



🌶️ スケール応用の3ステップ:基礎からスパイシーまで

これらの曲の良いところは、シンプルなスケールでもカッコよく弾けること。でも、ちょっとスパイスを加えることで一気に表現の幅が広がります。


僕のおすすめは、以下の3段階でスケールを練習すること:


🔹 レベル1:マイナー&メジャーペンタトニック

最も基本的なスケール。これだけでも十分音楽になります。


🔸 レベル2:ミクソリディアン&ドリアン

ファンクやモーダル系の曲(Chameleon や Cantaloupe Island)にピッタリで、コードに少しだけ「色」を加えられます。


🔥 レベル3:オルタード、リディアン・ドミナント、ディミニッシュ

緊張感や深みを出す“ホットソース”的なスケール。The Chicken などで使うと一気に上級者感が出ます!



🎯 まずはレベル1と2を確実に身につけることをおすすめします。

そのうえで、レベル3のスケールを曲の中で少しずつ試してみると、本当の意味で“スケールをコントロールする力”がついてきます。



🔁 まとめ

「4つのC」を極めることは、一見すると地味かもしれません。でも、本当に成長したいギタリストにとっては、ものすごく効果的なステップです。


初心者から上級者まで、グルーヴ・フィール・表現力を磨くうえで、これらの曲とスケールは一生モノの教材になりますよ。


👉 個人・グループレッスン受付中!

東京・高田馬場で、英語/日本語どちらでも対応可能なギターレッスンを行っています。

ファンク、ジャズ、アニメソング、ロックなど、あなたが本当に「弾きたい曲」で、レベルアップを目指しましょう!


 
 
 

Comments


bottom of page