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いい音は手から作る!機材以上に大切な5つのこと

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ギターやってる人なら、一度は通る道がありますよね。


「このエフェクターさえあれば…」


「このピックアップに変えたら理想の音になるはず」


「アンプを買い替えれば、もっと抜けがよくなるかも」



…みたいな機材沼



でも、実はこうなんです。


機材が音を変えるのは事実。


でも、それ以上に大きな影響を与えているのは「自分の演奏の仕方」です。


本当に良い音って、どんな機材を使ってるかよりも、どう弾いてるかで決まるんです。


今回は、機材以上に大事だけど、ちゃんと音に関わっていることを5つ紹介します。



① ピッキング(右手)


これは超重要です。右利きなら右手(左利きなら左手)が最初に弦に触れるわけですから、全体のニュアンスがここで決まります。

ちょっとした違いでも、音はガラッと変わります:

  • ブリッジ寄りで弾けば、タイトでブライトな音に

  • ネック寄りで弾けば、柔らかくて丸いトーンに

  • ピックの角度やアタックの強さで、音のアタック感やダイナミクスが変化します


同じギター、同じ機材でも、弾く人が変わればまったく別の音になります。その理由は「タッチ」にあります。



② フレットを押さえる手(左手)のコントロール


どんなに高級なエフェクターを使っても、音がクリアじゃなかったり、チューニングがズレていたら、どうにもなりません。


こんなこと、心当たりありませんか?

  • 使っていない弦をちゃんとミュートできているか?

  • チョーキングはちゃんとピッチが合っているか?

  • 必要以上に押さえすぎて、音がシャープしてないか?


良いトーンって、ただ「いい音」ってだけじゃなくて、気持ちよく聞こえる操作性も含まれます。それは、あなたの指先のコントロールで決まるんです。



③ タッチ / アーティキュレーション


これは説明が難しいけど、聞いたらすぐ分かる要素です。


「タッチ」や「アーティキュレーション」が上手い人って、シンプルなフレーズでも音に深みがあります


たとえば:

  • スライド

  • ゴーストノート

  • ビブラート

  • 音の長さと切り方

  • フレージングとダイナミクスの付け方


完全なクリーントーンでも、タッチが良ければ豊かで表情のある音が出せます。逆に、機材に頼り切ってタッチが雑だと、どこかノッペリした音に聞こえてしまいます。



④ 耳(リスニングの力)


意外に思うかもしれませんが、機材以上に大事なのが「耳」です


音がキツすぎる、シャープしてる、タイミングがズレてる——そういった細かい違いに気づけなければ、改善のしようもありません。


上手い人ほど、自分の出した音に対して常に反応していて、「今のピッキングちょっと強かったな」とか「ここはもう少し丸い音がいいな」とか、感覚的に微調整してます


耳が手を導いているんです。



⑤ そして…最後に機材


誤解しないでください。機材ももちろん大事です。


ピックアップ、アンプ、弦、エフェクター。全部、音の「味付け」には必要なものです。

でも、ここがポイント:

機材は、あなたの演奏の“良さ”を増幅してくれるもの。欠点を隠してくれるものじゃない。

タイミングがバラバラな演奏を、良いオーバードライブが直してくれることはありません。


ピッキングが不安定なまま、コンプレッサーに頼っても限界があります。


まずは自分の手を整える。そうすれば、機材の良さもちゃんと引き出せるようになります。



🎯 ちょっと試してみよう:

  • エフェクトなしのクリーンな音でアンプに直でつなぐ

  • 3〜4音くらいの簡単なフレーズを録音してみる

  • ブリッジ寄り、ネック寄りでピッキング位置を変えてみる

  • アタックを柔らかく、強く、角度を変えて試してみる

  • 同じフレーズを、スライド・ハンマリング・ゴーストノートで表現してみる


そして録音を聴いてみてください。何が変わった? どれが気持ちいい?それがあなたのトーンです。



✨ 自分だけの「音」、一緒に育てませんか?


「機材ばっかり気にしてるけど、なんか音に納得いかない…」そんな人のために、僕のレッスンでは手元から作る音作りにフォーカスしています。


ただ機材を変えるのではなく、フレージング、ダイナミクス、ピッキング、ミュートの精度など、演奏そのものにフォーカスして、「音が自分らしくなる感覚」を一緒に育てていきます。


東京・高田馬場での対面レッスン、またはオンラインレッスン(日本語・英語対応)を行っています。ファンク、R&B、ジャズ、ポップスなど、あなたの好きなジャンルで、自分だけのトーンを磨いていきましょう。



一音一音が、自分の音になる感覚。一緒に作っていきましょう。

 
 
 

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