いい音は手から作る!機材以上に大切な5つのこと
- ryanboisselle
- 8 時間前
- 読了時間: 4分

ギターやってる人なら、一度は通る道がありますよね。
「このエフェクターさえあれば…」
「このピックアップに変えたら理想の音になるはず」
「アンプを買い替えれば、もっと抜けがよくなるかも」
…みたいな機材沼。
でも、実はこうなんです。
機材が音を変えるのは事実。
でも、それ以上に大きな影響を与えているのは「自分の演奏の仕方」です。
本当に良い音って、どんな機材を使ってるかよりも、どう弾いてるかで決まるんです。
今回は、機材以上に大事だけど、ちゃんと音に関わっていることを5つ紹介します。
① ピッキング(右手)
これは超重要です。右利きなら右手(左利きなら左手)が最初に弦に触れるわけですから、全体のニュアンスがここで決まります。
ちょっとした違いでも、音はガラッと変わります:
ブリッジ寄りで弾けば、タイトでブライトな音に
ネック寄りで弾けば、柔らかくて丸いトーンに
ピックの角度やアタックの強さで、音のアタック感やダイナミクスが変化します
同じギター、同じ機材でも、弾く人が変わればまったく別の音になります。その理由は「タッチ」にあります。
② フレットを押さえる手(左手)のコントロール
どんなに高級なエフェクターを使っても、音がクリアじゃなかったり、チューニングがズレていたら、どうにもなりません。
こんなこと、心当たりありませんか?
使っていない弦をちゃんとミュートできているか?
チョーキングはちゃんとピッチが合っているか?
必要以上に押さえすぎて、音がシャープしてないか?
良いトーンって、ただ「いい音」ってだけじゃなくて、気持ちよく聞こえる操作性も含まれます。それは、あなたの指先のコントロールで決まるんです。
③ タッチ / アーティキュレーション
これは説明が難しいけど、聞いたらすぐ分かる要素です。
「タッチ」や「アーティキュレーション」が上手い人って、シンプルなフレーズでも音に深みがあります。
たとえば:
スライド
ゴーストノート
ビブラート
音の長さと切り方
フレージングとダイナミクスの付け方
完全なクリーントーンでも、タッチが良ければ豊かで表情のある音が出せます。逆に、機材に頼り切ってタッチが雑だと、どこかノッペリした音に聞こえてしまいます。
④ 耳(リスニングの力)
意外に思うかもしれませんが、機材以上に大事なのが「耳」です。
音がキツすぎる、シャープしてる、タイミングがズレてる——そういった細かい違いに気づけなければ、改善のしようもありません。
上手い人ほど、自分の出した音に対して常に反応していて、「今のピッキングちょっと強かったな」とか「ここはもう少し丸い音がいいな」とか、感覚的に微調整してます。
耳が手を導いているんです。
⑤ そして…最後に機材
誤解しないでください。機材ももちろん大事です。
ピックアップ、アンプ、弦、エフェクター。全部、音の「味付け」には必要なものです。
でも、ここがポイント:
機材は、あなたの演奏の“良さ”を増幅してくれるもの。欠点を隠してくれるものじゃない。
タイミングがバラバラな演奏を、良いオーバードライブが直してくれることはありません。
ピッキングが不安定なまま、コンプレッサーに頼っても限界があります。
まずは自分の手を整える。そうすれば、機材の良さもちゃんと引き出せるようになります。
🎯 ちょっと試してみよう:
エフェクトなしのクリーンな音でアンプに直でつなぐ
3〜4音くらいの簡単なフレーズを録音してみる
ブリッジ寄り、ネック寄りでピッキング位置を変えてみる
アタックを柔らかく、強く、角度を変えて試してみる
同じフレーズを、スライド・ハンマリング・ゴーストノートで表現してみる
そして録音を聴いてみてください。何が変わった? どれが気持ちいい?それがあなたのトーンです。
✨ 自分だけの「音」、一緒に育てませんか?
「機材ばっかり気にしてるけど、なんか音に納得いかない…」そんな人のために、僕のレッスンでは手元から作る音作りにフォーカスしています。
ただ機材を変えるのではなく、フレージング、ダイナミクス、ピッキング、ミュートの精度など、演奏そのものにフォーカスして、「音が自分らしくなる感覚」を一緒に育てていきます。
東京・高田馬場での対面レッスン、またはオンラインレッスン(日本語・英語対応)を行っています。ファンク、R&B、ジャズ、ポップスなど、あなたの好きなジャンルで、自分だけのトーンを磨いていきましょう。
一音一音が、自分の音になる感覚。一緒に作っていきましょう。





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