中級ギタリストが本当に上達するプロセス(そして多くの人が伸び悩んでしまう理由)
- ryanboisselle
- 9 時間前
- 読了時間: 5分

中級レベルのギタリストなら、きっとこんな感覚があると思います。
いろいろ弾けるようにはなった。✔
スケールも覚えた。✔
コードも分かる。✔
リックもいくつか知ってる。✔
もしかしたら、✔
理論もちょっと分かってきた。✔
……でも、なぜか伸びてる感じがしない。😕
しかも厄介なのは、ちゃんと練習してること。時間もかけてる。それなのに、「あれ? 前とあんまり変わってなくない?」って思ってしまう。
ここで一つ、はっきり言います。
中級レベルの成長は、目立たない。
初心者の成長は分かりやすいです。新しいコード、最初のリフ、最初の曲。一方で中級になると、
同じことを弾いてるけど、・音がきれい・リズムが安定・余裕がある
…みたいな変化になります。これ、日々だと気づきにくいんです。
なのでこの記事では、
なぜ中級で停滞しやすいのか
どうすればそこを抜けられるのか
そして即興(アドリブ)とも、どうつながっているのか
を整理していきます。
中級者の落とし穴:集めているのは「完成品」じゃない
多くの中級ギタリストは、実は「成長していない」わけではありません。
細切れで成長しています。
たとえば:
ソロの半分だけ
イントロだけ弾ける曲が12曲
なんとなく弾けるリックが30個
上下に動かせるスケールポジションが6個
「あとでちゃんと見よう」と思ってるYouTube動画たち
やってる感はあります。でも、積み上がってる感がない。
なぜか?
中級の成長は、だいたいこの1つから来るからです。
レパートリー
「情報」じゃありません。
完成した音楽です。
最初から最後まで弾ける曲。通して演奏できるソロ。
そこまでいくと、タイム感、テクニック、音色、フレーズ選択が「たまにできる」から「安定してできる」に変わります。
レパートリーは、アドリブをやりたい人にとっても近道
中級者からよく聞く言葉があります。
「アドリブしたいんですけど、何を弾けばいいか分からなくて…」
そのときにやりがちなのが:
スケールを増やす
モードを覚える
リックをさらに集める
でも、即興って指板の形を知ることからは、あまり生まれません。
必要なのは、
フレーズ
リズム
アーティキュレーション
間(スペース)
音楽的なセンス
こういうものを、実際の音楽から吸収することです。
1本の完成したソロには:
ごまかせないタイム感
流れのあるフレージング
テンションと解決の作り方
小節をまたいだアイデアのつながり
考えすぎなくてもコードトーンに着地する感覚
が全部入っています。
レパートリーがインプット。アドリブがアウトプット。
そして多くの中級者に足りていないのが、その間にある「抽出(エクストラクション)」です。
中級ギタリストが停滞しやすい5つの理由
① 練習しているけど「トレーニング」していない
こんな練習が多いと要注意です。
なんとなく弾く
できることだけを弾く
レッスン動画を渡り歩く
いろいろ少しずつ触る
気持ちはいいですが、狙いがありません。
トレーニングは:
難しい部分を切り出す
繰り返す
数値や感覚で測れる
少しずつ負荷を上げる
レパートリーは、これを強制してくれます。通して弾けなければ「できていない」と分かるからです。
② 新しいことを足す前に、基礎を磨いていない
中級あるあるです。
「伸びないな…よし、新しいスケール覚えよう」
でも実際に足りないのは:
タイム感
タッチ
ミュート
アーティキュレーション
安定感
力みのコントロール
つまり「音楽っぽさ」の部分。
レパートリーは、そこを一気にあぶり出します。
③ いちばんキツい5%を避けている
ほぼ全ての曲はこうです。
95%:なんとかなる
5%:地獄
でもその5%こそが、次のレベル。
そこを飛ばすと、ずっと同じ場所です。
考え方はシンプル。
その小節をループ → 直す → 全体に戻す
④ アドリブが「形」ベースになっている
こんな感覚があれば当てはまります。
スケールを走っている
音が多すぎる
合ってるけど、意味がない感じ
これは言語をまだ吸収できていない状態。
ソロは言語教材です。
まずリズム
次にフレーズ
音選びは結果としてついてくる
⑤ 成長を測るものがない
「たくさん練習した」は、あいまいです。
でも、
ソロを3本、通して弾ける
曲を10曲、止まらず演奏できる
アドリブで使えるフレーズが15個ある
これは分かりやすい。
レパートリー成長システム(ここが解決策)
中級で足踏みしている人におすすめしている方法です。
目的は:
全体的な演奏力アップ
タイム感の安定
テクニックの整理
スケールっぽくないアドリブ
全部これで対応できます。
ステップ①:ソロを1本だけ選ぶ(2〜4週間)
本気で「いい」と思えるソロを選びます。
条件は:
少し難しい
無理ゲーではない
自分の演奏に取り入れたい要素がある
数は少なくていい。完成させることが大事。
ステップ②:最初から最後まで学ぶ
怖いところも飛ばさない。
4小節ずつ
8小節ずつ
フレーズ単位
音だけでなく、
リズム/ニュアンス/スライド/ビブラート/ミュートまで含めて学びます。
ステップ③:「完成」の基準を決める
Stage 1:Functionalゆっくりなら止まらず弾ける
Stage 2:Performance-readyテンポ近くで安定して弾ける
Stage 3:Owned暗譜して、表情をつけて弾ける
Stage1で止まる人が多いです。変えたいならStage2以上を目指します。
ステップ④:アドリブ用に抽出する(超重要)
学んだら、必ずこれをやります。
フレーズを1つ
リズムを1つ
コンセプトを1つ
例:
コール&レスポンス
エンクロージャー
1拍目の着地
モチーフ変形
間を作る
それを:
別キー
別ポジション
バッキングで2分
使ってみる。
これが「ソロ覚えた」→「アドリブに使える」への橋です。
まとめ
中級で伸びたいなら、
✅ ソロを1本
✅ 最初から最後まで
✅ フレーズを抽出
✅ レパートリーとして積む
派手じゃないですが、確実に効きます。
高田馬場で英語/日本語のレッスンもやっています。好きなソロを1本持ってきてもらえれば、それを「使える表現」に変えるところまで一緒にやれます。





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